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透析用アクセス部位の感染を防ぐためのケア方法
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透析用アクセス部位の感染を防ぐためのケア方法
透析は腎不全の方にとって命をつなぐ重要な治療法ですが、その効果を十分に引き出すためには、特に「透析用アクセス部位」のケアが非常に重要です。シャント(内シャント)、グラフト、カテーテルなど、どのタイプを使用している場合でも、アクセス部位を清潔に保つことが感染予防の基本となります。
透析患者さんにとって、感染症は最も多く、かつ危険性の高い合併症の一つです。適切な衛生管理がされていないと、アクセス部位から細菌が血流に入り込む危険があります。そのため、日々のケア方法を理解し、実践することが感染リスクの大幅な軽減につながります。
世界中の医療機関でも、透析治療において感染予防は最優先事項とされています。正しいアクセス部位の管理は治療の効果を高めるだけでなく、患者さん自身が安心して生活できることにもつながります。
チャーム血管クリニックでは、患者さんがアクセス部位を正しくケアし、安全で健康的な日常を送れるよう、必要な知識とケア用品を提供しています。
ケア方法を説明する前に、ご自身がどのタイプのアクセスを使用しているのかを知っておくことが大切です。アクセス部位には主に3つのタイプがあります。
シャント(内シャント):動脈と静脈を外科的につなげたもの。最も耐久性が高く、感染リスクが低いとされています。
グラフト:人工血管を使って動脈と静脈をつなぐもの。シャントより早く使用できますが、感染リスクはやや高めです。
カテーテル:大静脈に直接挿入する柔らかいチューブ。緊急時に使用されますが、感染リスクは最も高くなります。
それぞれのタイプに適したケア方法があります。自分のアクセスの種類を理解することで、より効果的に清潔を保ち、保護することができます。